妊娠糖尿病発覚!!


こんにちは、hachiです。

私のブログタイトル『Sugar & Life』を見て、「妊娠糖尿病って、出産したら元通りになるんじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。
そうなんです。普通は、そう言われているんです。
でも……私は治らなかった。
今だからこそ、少しのユーモアを交えて振り返ることができますが、当時はまさに青天の霹靂。すべての始まりだった「あの日の妊婦健診」の記憶を、少しお話しさせてくださいね。

✦ ぶっきらぼうな宣告と、検索の底なし沼
あれは、2018年三女を妊娠中の初期の健診でした。
担当したのは、いかにもベテランという雰囲気の、少し無愛想なおじさん先生。
先生はカルテの血液検査データを見つめながら、特に前置きもなく、ぽつりとこう言いました。
「血糖値が高い」
…本当に、それだけだったのです。
詳しい説明もフォローもないまま、事務的に「次の健診で糖負荷テストを受けて」とだけ告げられ、診察室を後にしました。
頭の中は真っ白。家に帰ってからは、夢中でスマホを握りしめ、「妊娠糖尿病」という言葉を検索し続ける夜が始まりました。
画面に並ぶ「赤ちゃんへの影響」や「将来の遺伝」という文字を見ては、胸が押しつぶされそうになる毎日。
でもその一方で、私の心には強い疑問もありました。
当時の私はつわりのせいで体重は43kgまで激痩せしていたのです。
「こんなにガリガリなのに、なぜ私が糖尿病に……? 何かの間違いじゃないの?」
そんな現実逃避のような思いが、ずっと頭を離れませんでした。
(※ちなみに、そのおじさん先生の診察が億劫になってしまい、次の健診はそっと女医先生に予約を変更しました。)

4週間後の糖負荷テストと、優しいドクターの「フラグ」
そうして迎えた4週間後。運命の糖負荷テストの日です。
空腹の状態で、甘い炭酸水を一気飲みし、そこから30分ごとに2時間、ひたすら採血を繰り返します。
その数、なんと合計5回(今はもっと少ないかも)。
5回目ともなると、すでに一度針を刺した場所をもう一度針を刺され思わず顔が歪むほどの痛みが走りました。私の腕はすっかり穴だらけです。(心が乱れて写真がブレててすみません。)

そして、そんな苦痛を耐え抜いた結果は、やはり「妊娠糖尿病で間違いなし」。
ショックに呆然とする私に、作戦通り変更しておいた優しい女医先生が、そっと言葉をかけてくれました。
「ちゃんとコントロールすれば、決して怖い病気ではないですよ」
「胎盤がある間は血糖値が上がりやすいけれど、出産して胎盤が出たら、元通りになる人が多いですからね」
その温かい言葉に、張り詰めていた緊張が解け、涙が出るほど救われたのを覚えています。
当時の私へ、あらかじめ伝えておけるなら言いたい。「その優しい言葉、後から大どんでん返しが待っているから、信じ込みすぎないでね」と。

診断初日、驚きの「2万円強制課金」
感動の余韻も束の間、その日のうちに「自宅での血糖値測定セット」を諸々購入することになりました。
自分で指先に針をパチンと刺すペン型の器具や、センサー一式。手渡された領収書を見ると、お会計はなんと約20,000円。
心も体もボロボロの状態で、お財布から諭吉さんが2人も旅立っていく切なさは、今でも忘れられません。
さらに、薬局の薬剤師さんからの説明が、私の不安に拍車をかけました。
「針を刺したら、血液を**小豆大(あずきだい)**ほど出してくださいね。それをセンサーに吸わせます」
小豆大……?
指先からそんなにしっかり血を出さなければいけないの!?
明日から毎日、自分で自分を傷つけながら、そんな大出血サービスのようなことをするなんて、恐怖でしかありませんでした。


10分間のフリーズと、不意打ちのファースト・パチン
自宅に帰り、ついに迎えた初めての測定タイム。
目の前にあるペン型の穿刺器を前に、どうしても指が動きません。
「小豆……小豆を出さなきゃ……」というプレッシャーもあり、器具を構えたまま気がつけば10分間もフリーズしていました。
「よし、一度持ち方をリセットして落ち着こう」
そう思い、躊躇しながら器具を持ち替えた、その瞬間でした。
――パチンッ。
「痛っ……!」
なんと、意図しないタイミングでボタンが誤作動。私の初めての穿刺は、まさかの「不意打ちの強制成功」という形で幕を閉じたのです。

小豆が出ない!?指先を絞り続けた結末
ここからが、私と「小豆大の呪い」との本当の戦いでした。
「早く血を絞り出して、小豆を作らなきゃ……!」
痛む指先をギューギューと必死に絞るのですが、あの針で突いたほどの細い傷口からは、どう頑張ってもそんな大量の血液は出てきてくれません。
「もう無理、これ以上は出ない……!」
諦め半分、とりあえず「ごま大」ほどにぷっくりと膨らんだ血液に、恐る恐るセンサーを近づけて吸わせてみました。
すると――ピピッ。
画面には何事もなかったかのように、正常な測定結果が表示されたのです。
それどころか、センサーが吸い終わった後の指先には、まだ血液が余っているほどでした。
「薬剤師さん……小豆どころか、ごまサイズでも余るじゃん……!」
あの10分間の恐怖と、必死に指を絞った私の努力は何だったのかと、心の中で盛大にツッコミを入れたのは言うまでもありません。
こうして、私の少し切なく、そしてどこかちぐはぐな糖質制限ライフが、幕を開けたのでした。

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